恥ずかしいを超えて、ええい!どうにでもなれ!

 このたび、youtubeで配信中の、私のお話ばかり8本を集めたDVDがこの11月1日、発売された。

https://ec.yotokusha.co.jp/2021/10/29/kouwadvd2/

 陽気チャンネル100話達成記念!だって。不思議な気分である。本を出版したときも同じような気分になったが、DVDのほうがより不思議な気分だ。本をめくっても私は現れないが、DVDとなると(当然ながら)再生中ずっと顔出しである。もうこっぱずかしくて、隠れる穴を探す毎日である。正直な気分は「ええい!どうにでもなれ!」

「か、書きます!」

 一週間に一回、輪番で書いているこの編集日記であるが、サイト運営スタッフから「書いたばかりだけど、せっかくだから、も一度書きます?」とそそのかされ、「あ、茶木谷さん書かないならボクが書くだけですから」と脅かされ、日ごろを知られているスタッフに自由に書かれることを思うと、「先手を打つしかない!」と二つ返事で「か、書きます!」と言ってしまった。

 悔しいが、私の性格を知り尽くした所業である。一本取られた。

わかりやすさの追求

 私がyoutubeの配信収録で心がけているのは、わかりやすさである。それもふつうのわかりやすさではなく、胸にコツンと納まるという感覚を大切にしている。ぶっちゃけ路線で、たとえ話が満載。それでも最初の三回くらいは、ちゃんと座って原稿を読んでいたのだ。しかし、どうしても調子が出ない。臨場感がない。そもそも、座ったまま高座をつとめるガラじゃない。

 だから私の配信は、ホワイトボードの前に立ち、いわゆる「ガヤ」(スタッフの声などを故意に入れること)を入れるのをお許しいただいている。目の前の人が気楽にしゃべっている中で、対話をするようにお話をさせていただいているのだ。「なるほどね」「あ~そっか」などというつぶやきと笑い声が、実に効果的に話を盛り上げてくれる。

「こんなことしたら、本が売れなくなるんじゃないの?」というご指摘もいただいた。心配ご無用。本に書いていないことを結構しゃべっている。またしゃべっていないことを本には書いている。映画と原作本の関係に似ている。youtubeを聴いた人でも、本を買って読む楽しさはあると思う。

 

もうかりません

 あれ、目の前に何人いるかご存じだろうか?よく聞かれる質問だ。「10人くらい?」などとよく尋ねられるが、実はたった2人である。カメラマンと編集者。「もっとたくさんいるように聞こえます」とよく言われる。
 おかげさまで、けっこうyoutubeを視聴してくださる方もいてくださり、ありがたい限りである。

 「利益はどのくらい先生に入るのですか?」などとぶしつけな質問を頂戴することもある。はっきりお断りしておく。もうかりません!それどころか、このDVDはジャケットデザインも自前。一部の字幕入れは自分でやった。このDVDはあくまでもyoutubeの宣伝・普及という側面が大きいため、安い単価に設定されている。今どきワンコインで買えるDVDなどめったにない。お気軽にお土産にしてほしい。

今後もぶっちゃけ路線で行きます!

 白状するが、そもそも、私は逸話篇の専門家ではない。ちょっとへそが曲がっているだけの、理屈屋である。ここを勘違いしておられる方が多くて、ときおり難しい質問を投げかけられて困ることがある。
 教祖伝の専門家はそれこそ恐ろしいくらい詳しくご存じの方がおられるので、私のようなものがおやさまを語るなど、ほんとうは申し訳ない極みなのだ。

 今後、やりたい企画もアイデアには浮かんでいるのだが、さて、どこまでやれるか。気力と体力との勝負となる。願わくば、もう少し「ぶっちゃけ路線」を継続できますように。


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陽気チャンネル「逸話篇の世界を旅するVol.1」DVD
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